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助成金の交付

2025年度の助成金の交付募集は終了いたしました。

演劇関係団体および個人への助成

 助成金交付の事業は、演劇興行及び製作の向上に寄与した団体または個人に対して毎年、助成金を交付するもので、審査委員会の推薦を得て理事会において決定します。交付者には賞状と助成金が贈呈されます。

 演劇は総合芸術といわれますように、舞台は劇場の表にいる支配人、宣伝、販売等の事務職員、裏方には大道具、小道具、衣裳、かつら、照明のほか演出家、作曲家、脚本家、プロデューサー、また興行に関連する多くの会社で働く人たちの仕事の集まりによって完成するものであります。しかし、これら演劇に従事している〔特に裏方の〕人たちは、その専門的な知識を駆使しながら社会的に認められることは少なく、協会ではこうした仕事に懸命に努力され、隠れた功績のある人に少しでも報いたいと毎年、各分野から推薦された人に感謝の意をこめて助成金を差しあげております。

 これまで助成金交付は日本国内に限られておりましたが、平成11年度に英国の演出家ジャイルス・ブロック氏を選定し、初めて外国人交付者が誕生いたしました。また同年には当協会の普及事業に永年にわたる功績のあった財団法人大阪府文化振興財団の中山信正氏に、平成12年度には当協会の海外研修に尽力された亘理裕子氏に感謝状と記念品を差しあげる等、協会では授賞対象者の幅を広げ、演劇の更なる発展に努めたいと考えております。

募集要項

2025 年度 公益社団法⼈⽇本演劇興⾏協会 『助成⾦交付事業』

日本演劇興行協会は、演劇興行でその専門的な知識を駆使しながら社会的に認められることの少ない仕事を懸命に努力している大道具、小道具、衣裳、かつら、照明、演出者、作曲家、脚本家などの裏方たちに対し、助成を行っています。

対象
演劇の興⾏・制作の発展に寄与した個⼈⼜は団体

助成⾦交付の趣旨
演劇興⾏にて、⼤道具、⼩道具、⾐裳、かつら、照明、演出家、作曲家、脚本家などの裏⽅の⼈たちは、その専⾨的な知識を駆使しながら、社会的に認められることは少なく、当協会ではこのような仕事に懸命に努⼒され、隠れた功績のある⼈に少しでも報い、また、今後の活躍を期待して助成⾦を授与する。また、これからの活躍を期待しての奨励賞、これまでの活躍を讃える功労賞の視点の元、選考を行う。

助成⾦
1件:50万円

審査重点事項
下記1から7の事項を審査重点事項といたします。
【共通事項】は必須とし、活躍分野によって【エキスパート事項】【カテゴリー事項】の該当する事項を審査いたします。

【共通事項】
 1.これまでの業績  2.専⾨分野への貢献度  3.後進の育成・次世代への継承  4.今後の期待度
【エキスパート事項】
 5. 専⾨技術の継承・保存・発展  6. 専⾨技術の独⾃性・⾰新性
【カテゴリー事項】
 7. 演劇興⾏・演劇製作の普及・振興

選考⽅法
推薦のあった対象については選考委員会がその専門的な立場から審査・選考し候補者を決定する。委員会での結果を3名の常務理事に報告し審査する。その結果を会長に答申の上会長が承認する。

選考委員会
法⼈会員からの選考委員(2 名)、外部選考委員(1 名)、事務局(1 名)で構成する。
外部選考委員については、事務局からの推薦を受け、会⻑および常務理事により審議し、選任する。

応募締切
2025年7月14日(月)到着分

交付者決定
2026年1⽉中旬予定 ※当協会ホームページにて発表予定。

交付式
2026年2⽉予定

応募書類と⽅法

会員(法人会員、特別会員、賛助会員)及び会員以外(但し演劇興行会社に限る)から助成金交付推薦書と活動経歴書を選考委員会へご提出いただきます。
助成金交付推薦書と活動経歴書を日本演劇興行協会のホームページからダウンロードいただき必要事項を記載の上、下記応募先へご郵送下さい。

個人用:助成⾦交付推薦書

団体・グループ用:助成⾦交付推薦書

個人・団体共通:活動経歴書

応募先
公益社団法⼈⽇本演劇興⾏協会
〒104-0061 東京都中央区銀座1-27-8 セントラルビル 602
TEL:03-3561-3977 (平日11時〜5時)
FAX:03-3561-3158

2025年度(令和7年度)交付者

2025年度公益社団法人日本演劇興行協会助成金交付者審査が終了し下記の通り決定いたしました。

大石 雅章 氏 (オオイシ マサアキ)

1977年7月生まれ 48歳
(株)アーティス

 1999年株式会社神田屋に入社。舞台の履物担当として活躍。
2018年株式会社アーティスに移られてからもこれまでの幅広い知識と経験を基に作品の時代背景と演出家や俳優の要望に応える最適な履物を提供してこられた。大石氏の手掛けられた作品は多くの出演者、スタッフから厚い信頼が寄せられている。
大石雅章氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

瀬戸山 美咲 氏 (セトヤマ ミサキ)

1977年11月生まれ 48歳
劇作家 演出家

 2001年演劇ユニット「ミナモザ」を旗揚げ。以降劇作家、演出家として社会的テーマを鋭い視点で捉えながら、人間の内面を深く掘り下げる作品を発表、観客に強い印象を与えている。近年、ミュージカルにも挑戦するなど幅広く活躍されている。地域のワークショップにも積極的にかかわり若手演出家の育成にも尽力を注いでいる。
瀬戸山美咲氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

藤間 勘喜郎 氏 (フジマ カンヨシロウ)
本名:野村 弘子

1961年2月生まれ 64歳
日本舞踊家

 1981年六世宗家藤間勘十郎師の内弟子となり本格的に日本舞踊家として修業を始める。
2021年藤間勘喜郎を襲名、名誉師範名執となる。
宗家藤間流の屋台骨であり当代の勘祖、勘十郎両師の右腕として歌舞伎公演の振付助手の役を担われ、歌舞伎俳優からの信頼も厚い。国立劇場養成所の日本舞踊講師として研修生の指導育成にもあたり、次世代の歌舞伎俳優の養成にも努めている。
藤間勘喜郎氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

北條 孝 氏 (ホウジョウ タカシ)

1955年12月生まれ 69歳
舞台監督

 1986年東京バレエ団海外公演スタッフとして演劇の世界に入る。バレエ、オペラ等クラシック関係の舞台に活躍してこられた。近年では、舞台 千と千尋の神隠し、ナイツ・テイル-騎士物語-などストレートプレイやミュージカルにも携われている。北條氏の培われた知識と経験は出演者をはじめすべてのスタッフに信頼されている。現在も舞台現場の最前線で活躍され、後進の指導にも熱い思いで尽力されている。
北條孝氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

2024年度(令和6年度)交付者

2024年度公益社団法人日本演劇興行協会助成金交付者審査が終了し下記の通り決定いたしました。

中嶋 正留 氏 (ナカジマ マサル)

1963年3月生まれ 61歳
舞台美術家

 1986年伊藤熹朔門下で父である中嶋八郎氏の兄弟子、織田音也氏に師事。 その後、長谷川勘兵衞氏に師事し、歌舞伎を始め演劇全般の舞台美術を習得。 古典歌舞伎を始め、新作歌舞伎、新派、新劇等多くのジャンルに活躍。 中嶋氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

堅田 喜三代 氏 (カタダ キサヨ)
本名:木戸 綾子

1965年6月生まれ 59歳
劇団新派邦楽部 邦楽囃子方

 邦楽演奏家の家に生まれ本人も東京藝大在学中に新派公演に参加。四世堅田喜三郎氏、また父である堅田喜代蔵氏に師事、1987年堅田喜三代を名乗る。長唄、三味線、日舞、能楽大鼓を習得。新派公演は勿論の事、商業演劇、小劇場、テレビ等、様々な邦楽に携わると共に、邦楽演奏や演奏指導、作曲に精力的に活躍。堅田氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

小林 香 氏 (コバヤシ カオリ)

1977年8月生まれ 46歳

 2000年大学卒業後、演出家・振付家である謝珠栄氏(シャタマエ)に師事。2002年東宝株式会社に専属契約として入社、シアタークリエのオープニング公演で プロデューサーとして活躍。2008年東宝株式会社退職後、舞台演出家として独立。 大劇場から小劇場、テーマパークのショーの作・演出を手掛ける。 大学の客員教授として後輩の指導も手掛ける。 小林氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

G2 氏 (ジーツー)

1959年生まれ 65歳
劇作家・舞台演出家

 1987年演劇ユニット「売名行為」で演出家デビュー。 1995年演劇ユニット「G2プロデュース」を主宰、既存の劇場との共同製作で活躍の場を広げた。2013年「G2プロデュース」を解散、劇作家・演出家に専念。独自のコメディセンスを活かした舞台を中心に、名作ミュージカルや翻訳劇にも数多く携わると共に、人気コミックの戯曲をミュージカルや新作歌舞伎に生み出す能力も高く評価される。 G2氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

西田 豊子 氏 (ニシダ トヨコ)
本名:下山 豊子

1948年9月生まれ 75歳
劇作・演出・演劇教育

 1970年劇団東京芸術座文学部入団。1979年劇団青芸結成に参加し、2003年劇団解散まで劇作家、演出家として活動。2000年表現教育研究所を発足。その後NPO法人アートインライフを設立、2004年NPO法人アートインAsibinaを設立。理事長として活動しながら劇作家・演出家として創作活動を行う。“芸術によって、舞台と客席・地域と人・人と人・芸術と人が響き合い、あそびの場所が生まれることを目指す”とのコンセプトの下、精力的に活動されている。西田氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

2023年度(令和5年度)交付者

2023年度公益社団法人日本演劇興行協会助成金交付者審査が終了し下記の通り決定いたしました。

山﨑 由美子 氏 (ヤマザキ ユミコ)

1961年5月生まれ 62歳
歌舞伎子役の指導者

 1987年松竹歌劇団退団後、歌舞伎の子役育成、指導を行っていた音羽菊七氏(オトワ キクナナ)の助手となり師事を受ける。2005年音羽菊七氏逝去後、歌舞伎子役の指導者を引き継ぐ。伝統芸能である歌舞伎の子役の重要性、未成年者ゆえ多くの制約、制限がある中での子役の指導は、山﨑氏の培われた努力と経験が舞台成果に結び付けている。また2014年4月に開校した「こども歌舞伎スクール 寺子屋」では、多くの歌舞伎子役を輩出する一翼を担っている。山崎氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

山田 和也 氏 (ヤマダ カズヤ)

1961年12月生まれ 63歳
演出家

 1984年東宝株式会社演劇部に所属。帝国劇場、東京宝塚劇場、芸術座等で演出部のキャリアをスタート。森繁久彌主演舞台の裏方として研鑽を重ね、1995年東京サンシャイン・ボーイズ公演「君となら」(パルコ劇場)で演出家としてデビュー。その後「サウンド・オブ・ミュージック」「ラ・カージュ・オ・フォール」「天使にラブソングを」等数多くのミュージカル作品を手掛けるなど、今日のミュージカルブームの牽引役となる。大学での講義を行う等、後進の指導にも意識を傾けている。山田氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

寺坂 泰則 氏 (テラサカ ヤスノリ)

1958年10月生まれ 64歳
大道具製作

 1987年明治座舞台株式会社入社。以来舞台大道具製作を担当。劇場自前の大道具として時間や経費等の制約がある中、歌舞伎からミュージカルまで幅広い公演に携わる。美術家の要望を劇場独自の舞台機構を熟知した観点で、クオリティーの高い大道具製作を心掛けている。1990年北松戸に新工場設立に至っては、計画段階から参入し大きな貢献を果たした。 2023年明治座創業150年を向かえ、寺坂氏のこれまでの功績を高く評価するとともに、今後更なる活躍を期待しての受賞。

前田 清実 氏 (マエダ キヨミ)
本名:井上 清美

1957年4月生まれ 66歳
振付家

 1980年ジャズダンスの名倉加代子氏に師事。1990年より振付家としてデビュー。ミュージカル、ストレートプレイ、音楽劇等と、手掛ける作品のジャンルは幅広く、劇場の大小を問わず自在に空間を操る手腕は、目を見張るものがある。代表作は宝塚版「エリザベート」、 スーパー歌舞伎「新・三国志」、ミュージカル「モーツアルト!」、「マイ・フェア・レディ」等々。音楽大学でのダンスコースの創設にも関わるなど振付、ダンスの面から演劇・ミュージカルの発展に力を注がれている。前田氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。

竹柴 徳太朗 氏 (タケシバ トクタロウ)
本名:熊谷 徳太郎

1950年4月生まれ 73歳
歌舞伎 狂言作者

 1973年狂言作者部屋に入門。竹柴金作氏(タケシバ キンサク)に師事。翌年十七世中村勘三郎付になる。以降中村屋を中心に歌舞伎公演全般を担当する。狂言作者とは、舞台進行の責任者、上演台本の作成や修正、附帳・書き抜き等の作成。脇役の配役。プロンプター等々々、多岐に亘る任を長年にわたり担い、現在も第一線で活躍されている。伝統文化の継承、後進の指導育成にも積極的に関わり、歌舞伎界の発展継承に貢献している。竹柴氏のこれまでの功績を高く評価し、今後更なる活躍を期待しての受賞。