海外研修の助成(4/7〜確認用)
海外研修の助成
海外研修への助成は演劇業界に携わり、新しい分野に取り組む意欲を持つ人たちに、海外の文化、演劇を勉強する機会を提供するもので、この助成は、ふたつの目的をもっております。
昨今の演劇界は、ニューヨーク、ロンドンの演劇、ミュージカルが数多く上演され、日本の演劇界も国際交流が盛んになっており、また舞台に対する本物指向の観客が増えている状況から、興行にかかわるプロデューサーはもとより、営業担当者も世界の演劇の源であるブロードウェイ、ウエストエンドの本場の舞台を自分の目で、耳で把握し、視野を広めることが求められる時代になっていることに鑑み、海外演劇の研究・調査を志望する者に研修の機会を提供することがひとつ、もうひとつはニューヨーク、ロンドンで舞台鑑賞するだけでなく、欧米の歴史、文化、伝統に触れることにより得た貴重な体験が各人の財産になり、その知識を持って日常の仕事に取り組めば仕事に対する意欲は充実し、新たな展開が期待できることであります。
しかしこれを個人で実行することは容易でなく、この点を考慮して協会が海外研修の道を開いたことは、演劇業界の将来を見据えた事業として高く評価されております。
研修者が滞在中に調査、研究したレポートは『海外研修報告書』として編集されておりますが、演劇業界に従事する幅広い分野の人たちの演劇に関する情報は、協会の貴重な資料として保管しております。
この事業により研修した者は、平成29年度までに526名に達しました。

2025年度 海外研修助成事業
日本演劇興行協会は、
・海外演劇の興行、劇場運営や TKTS(半額券当日売場)の研究・調査。
・ブロードウェイ、ウエストエンドなどで、最新の海外演劇公演の研究・調査。
を目的とした海外研修に対し、助成を行っています。詳細は応募要項をご覧ください。